クローン関連、細胞関連実験受託HaloTagクローンの各種実験受託

HaloTagはその融合タンパク質発現や精製、In-vivoプルダウンアッセイ、機能性HaloTagリガンドとの共有結合によるタンパク質解析まで包括的な解析ツールとして使用されています。弊社では、Flexi HaloTagタイプのクローンを用いたHaloTag融合タンパク質の発現解析からイメージングまでのあらゆる実験受託解析を提供します。

HaloTagおよびその他のタンパク質タグの精製効率の比較

halotag-01
halotag-02

2つのタンパク質(PKCγ、PI3Kγ)の精製においてHaloTagの回収率および純度はFLAGタグおよびHisタグよりも優れていた。また、HaloTagで精製したキナーゼは活性も有していた。

p64-HaloTagタンパク質を発現し、HaloTag TMR Ligandで標識した細胞の固定後のイメージング

halotag-03

HeLa細胞で一過的に発現したp64-HaloTag融合タンパク質を、標準プロトコルに従いTMR Ligandで標識した。3.7%パラホルムアルデヒドで固定後、1µg/ml mouse Anti-β III Tubulin Antibodyおよび Alexa Fluor-488-conjugated goat-antimouse IgG(Molecular Probes)を用いて染色した。撮影はオリンパスFV500共焦点顕微鏡で行った。

A : TMR蛍光。
B : Alexa Fluor-488蛍光。
C : Alexa Fluor-488およびTMR蛍光および透過光のオーバーレイ。
D : Alexa Fluor-488およびTMR蛍光のオーバーレイ。

TNF-α依存的なIκB-HaloTag融合タンパク質の分解

halotag-04

パネルA) IκB-HaloTag融合タンパク質をHEK293細胞に一過的に発現させ、TMRリガンド(5 µM)で標識した。TNF-α(10 ng/ml)で刺激後、10分間隔で3時間まで観察を行った(図では 0、30、60、120分後の画像を示した)。TNF-αの刺激の30分前より10µMのLactacystinで処理することにより、分解が抑制された。

パネルB) 細胞の平均的な蛍光強度をオリンパスFV500ソフトウェアにより求め、時間0での蛍光強度を100として示している。